職場のリーダー候補生を、みつける目安
5月に入り、世の中GW中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
本日は少し曇り空ですが、比較的お天気が落ち着いていて、
お出かけ日和ですね。
私はこれからコーチングセッションなので、
それが終わったら、どこかに出かけようかと思案中です。
さて、
どの職場でもリーダーシップをもった人材は
必要とされていると思います。
しかし、
その人材を見出し、うまく育てられているかというと、
どこも苦労しているように思います。
どういった人が向いているか、
おそらく組織によって
理想のリーダー像は異なるため、
正解はないと思うのですが・・・
私が目安にしていることの1つに、
「職場の不満を抱えている人」が挙げられます。
「えっ!どうして?」と思われる方、いらっしゃるかもしれません。
当然だと思います。
たいていの職場では、
「不平不満」を口にする人や
一見「文句」を言っているような人は
嫌がられますよね。
ただ、よく考えてみると、
不満というものは、現状に何かしら問題意識を持っていて
さらに理想があるからこそ出てくるものです。
「もっとこうしたらいいのに、なぜしないのだろう?」
「こうしたらさらに効率的になるのに」
「これを取り入れたら、飼い主さんが喜ぶのに」
「ここを変えたら、スタッフがもっと働きやすくなるのに」
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人の「不満」を聞いていると、
そういった「より良くしたい」
といった強い想いを感じます。
周りからは
「不満」や「批判」に聞こえることも、
本人は「意見」と捉えていることも
少なくありません。
想いはあるけれど、現状は何も変えることができない・・・
だから、
どんどん「不満」が増えてくる。
これでは、職場に良い循環は生まれません。
不満がある人は、
必ず「理想」と「現実」の間に
ギャップを感じています。
以前にも書きましたが、
コーチングは、そのギャップにフォーカスし、
さらに現状を良くするために、どうすればよいかを具体的に考えていく
コミュニケーションプロセスです。
コーチングによって、
ただ不満だけを言っているのではなく、
「不満」を建設的な「問題提起」に変えていくことが可能です。
「不満」を抱いている人は、
じつは組織を良くするためのアイディアをたくさん持っていて、
実行できる可能性を秘めた人材なのですから。
そういった人材が、
感情的にならずに、
より建設的に話し合えるような
コミュニケーション能力を持ち合わせれば、
素晴らしいリーダーになれると思います。
たいてい不満を抱えている人は、
その人自身も自分の可能性に気づけず、
最終的には
「この職場では無理だ。自分は働けない」
と去っていきます。
もったいないですね。。。
リーダー候補生こそ、じつはコーチングが必要です。
セルフコーチングとしても有用ですし、
リーダーとなっていくために、コーチングスキルは
周囲とのコミュニケーションにも役立ちます。
もし今、あなたの周りに「不満」を言っている人がいたら、
ちょっと見方を変えてコーチング的なアプローチで関わってみましょう。
その人が考える「理想の世界」は
どのようなものなのかを具体的に聞き、
その実現のためにはどうしたらいいか、
一緒に考えてみてください。
同時に、相手の世界に「共感すること」も
忘れていはいけません。
共感は「同意」ではありません。
必ずしもあなたの考えや理想と一致していなくてもいいのです。
「こうしたい」といった相手の想いや感情に共感した上で、
「より良くするため」という目的を確認し合い、そ
の理想が実現できていない原因は何か、意見を出し合っていくのです。
リーダー素質のある人材を見つけ、
ぜひそういった貴重な存在を育ててもらえたらと思います。
既に、従業員の中に、そういった人材が埋もれているかもしれませんね。
本日は、
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職場のリーダー候補生をみつける目安
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