動物病院スタッフマネジメント&メンタルヘルス専門Assist Human Relations

相手を変えようとしない聴き方

おすすめ!!!

 

今ちょうど読んでいる本があって、本日はそのご紹介です。

 

「やっぱり、それでいい。」という本。ご存知ですか?

内容を詳しく知りたい方はこちらをクリックしてご覧ください。

この本は、「それでいい」という本の、続編です。

部分的に漫画になっていて読みやすいです。

 

 

 

精神科医の水島広子先生のお話に沿って進むんですが、

ページをめくるとすぐに、

「人と関わることで一番大事なことは何ですか?」

という問いかけがあります。すると、

「人の話を聴くことです」とシンプルに答える先生。

 

ついつい関心があるテーマなので、読み進めてしまいました。

 

 

 

本の中にコラムもあって、

「相手を変えようとしない聴き方」という章があります。

そこに、「正しさの綱引き」という表現があり、面白かったので一部引用しますね。

 

・・・どちらにとっても、

自分が言っていることは「正しい」のです。

そして、

どちらの方が本当に正しいか、

というモードに入ってしまうと、

綱引きにますます力が入って、

変わるどころか、より険悪な関係になってしまうのです。

 

心を平和にするには、

どこかで自分の「正しさ」を手放す必要があります。

 

これは自分が間違っていると認める

という意味ではありません。

 

「誰にとっても、その人なりの正しさがある」と認める、

ということです。

 

つまり、「正しさ」のレベルで

相手を変えようと努力するのをやめるということです。

 

書籍「やっぱり、それでいい。」(創元社)より

 

「自分が正しい、あなたが間違っている。

だから、

あなたが変わらないといけない・・・」

 

 

直接的ではないにしても、

この考えが根底にあると、

言葉で伝えなくても相手に無意識に伝わってしまいます。

 

無理に変えようとする相手に対して、人は抵抗するもの。

 

うまくいくはずがありません。

 

 

私が4年前から学び始めている

ストレスクリアコーチングの4つの基本原則の中にも、

「変えようとしない、理解しようとする聴き方」

というものがあります。

 

それだけ、人との関わりの中で、

とても大事なことなんだと思います。

 

 

相手を理解するためには・・・

「正しさの綱引き」に気づき、

相手を変えようとしない聴き方を心掛けるとよいかもしれません。

 

 

「やっぱり、それでいい。」

人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法

 

 とても勉強になるので、ぜひ手に取ってみてくださいね。