獣医学共用試験が始まっています!
以前もご紹介したのですが、
平成28年度から本格施行される獣医学共用試験、
ご存じでしょうか?
実践的な獣医師育成のために、私立・国立関係なく、
全国の獣医学生が共通で受験する試験です。
獣医学共用試験は、
大きく2つで構成されています。
ひとつは、
コンピュータ上で知識評価を行う、
vetCBT(veterinary Computer-Based Testing)。
もうひとつが、
獣医臨床における診察技能・態度を評価する、
vetOSCE(veterinary Objective Structured Clinical Examination)。
後者の「vetOSCE(オスキー)」は、
獣医臨床における診察技能・態度を評価する試験で、
参加型実習を行う上で必要な技能が備わっていることを、
客観的に評価するための試験だそうです。
特にこのvetOSCEでは、
診察技術だけでなく、
コミュニケーションスキルとしての「獣医療面接」を重視していることが特徴です。
「獣医療面接」では、
診療の基本的事項を確認するためのものなので、
病気の診断までは要求されていません。
診察での態度や服装、あいさつ、自己紹介など、
円滑に飼い主さんとコミュニケーションができるかを問う試験です。
============
詳しくはこちらをご覧ください
↓ ↓ ↓
============
大学で学生さんが実習する際、
模擬クライアントといって、
飼い主さん役を演じる役割が募集されることがあり、
私もここ数年参加させていただいています。
事前にコミュニケーションの授業があるので、
実習といえでも様々なスクリプトが用意されていて、
内容は動物病院での診察とほぼ変わりません。
どの学生さんも積極的に参加していて、
学びの深さや、コミュニケーションスキルの高さに、
いつも驚かされます(^0^)
私の大学時代は、
授業でコミュニケーションを学ぶ機会がありませんでした。
獣医療は人を相手にする仕事ですが、
それに気づかされるのは、大学卒業後(>_<)
現場の先輩や院長の姿を見ながら、
見よう見まねで身につけました(^-^;
でも、自己流なので、
診察でのコミュニケーションには、
いつも苦手意識があって、
当時を思い返すと恥ずかしいです・・・
苦労しました(笑)
まだまだ発展途上の制度のようですが、
大学でこのような経験ができるなんて、
うらやましいですね。
獣医療面接を学んで卒業してくる獣医師を迎え入れる上で、
現場もその基本は知っておく必要があると思います。
最後に、参考になる書籍のご紹介です\(^o^)/☆
↑
とても内容が詳しく、
具体例が豊富です。
新人獣医師の指導にもおススメ!
●『外来でのコミュニケーション技法―診療に生かしたい問診・面接のコツ (junior新書)/日本医事新報社』
↑
こちらは人の医療での本ですが、
文庫サイズで手軽に読めます。
本日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございます(^^)
・゜゜・*:.。..。.:*・゜
関連記事
- Step1マネジメントがうまくいくマインド
- Step2面接で絶対に忘れてはいけないこと
- Step3〇〇が邪魔をする!?人材育成の落とし穴
- Step4マネジメントストレスの一番の原因と解決策
- Step5スタッフが気持ちよく働ける職場に最も必要なこと
- Step6新人スタッフと心理的距離を縮める方法
- Step7スタッフマネジメントのストレスから解放される方法
5秒でカンタン登録!
- ご登録いただいた「メールアドレス」は、個人情報の観点により、プライバシーを遵守いたします。
- 3分以内にメールが届かない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられているか、メールアドレスの誤記入の可能性が考えられます。お手数ですが、ご確認下さい。
- ワンクリックでいつでも解除可能です。