スタッフ育成のヒントになるアグネス流子育て法
東京は桜の開花宣言。
平年より5日も早いそうですね。
先日ある朝の情報番組で、
アグネス・チャンさんが出演していました。
テーマは、「子育て」。
ご覧になった方もいらしたかもしれません。
「質問する効果」について触れていたので、
本日はその話をお伝えしたいと思います。
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まとめる、表現することの訓練をする
考えるスイッチを入れて、習慣にする
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結論からいうと、
コミュニケーション能力の高い
社会で活躍するような大人に育てるためには、
上記のような
「訓練」や「習慣」が必要だということ。
例えば、
子どもがアイスを食べる時も、
「このあいだは白色のバニラを食べて、
その次は緑の抹茶を食べたよね・・・
今日は何色にする?どうしようか?」
と、
情報や状況を説明して、
まず考えさせる。
※注)TVで話されていた言葉どおりではないです^^
そうすると質問された子どもは、
一生懸命に考えて、
「今日はきいろのレモンが食べたい」と答える。
↓
その答えに、
「なぜ、それが食べたいの?」と理由を聞くと、
また考える。
または、
「ママにも、
どのアイスがいいか、すすめてくれる?」
とたずねてプレゼン(?笑)させる。
以前に触れましたが、
質問には、
相手に考える機会を与える効果があります。
ポイントをまとめる「要約」や、
それを発信するための「思考力」を
身につけるためには、
子どものころから考える習慣が必要。
アグネスさんは、
このような質問(問いかけ)を
繰り返し行い、
スイッチを入れてあげないと、
いきなりは難しいと話していました。
そして、
さらに大切なポイントは、
考えて答えが出てくるまで、
ひたすら「待つこと」。
どのような答えが出てきても、
それを「否定しない」。
大事なことですね^^
以下は私の事例です・・・
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
また少し長くなりますので・・・
お忙しいときは
いったんここでお休みにして、
あらためてお読みください(^^ゞ
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
アグネスが話す子育てのような対応を
時間をかけてできればよいですが、
職場の相手は立派な社会人(笑)
また、
動物病院やペット関連のお仕事は、
相手が命ある動物なので、
業務上じっくり考える時間を作ることは、
難しいかもしれません。
しかし、
長期的に何かプロジェクトを進めるときや、
新しいアイディアを出してもらう必要があるとき、
スタッフ全体から意見が欲しいときなどは、
考える時間をこちらで作ることはできます。
例えば、
ミーティング前に
議題内容をまとめ、
プリントを配布して、
当日意見を発表してもらいます、
とアナウンスしておく。
もしくは、
事前に締切をもうけて提出してもらうなど。
他の例では・・・
「言葉遣いなどで、もっとこうしたほうがいいなぁ」
と思う接客があったら、
そのスタッフにその場で確認。
↓
「もう少し丁寧な言葉があると思うのだけど、
どのように話したらよいと思いますか?」
と質問。
↓
すぐに返事が返ってこない場合は、
「宿題にするから、答えが出たらおしえてね」
と伝え、考えるフックをかけます。
その後、
もし宿題を忘れていたら、
また時間をおいて質問します。
その繰り返し(笑)
すぐに指摘したほうがよい場合は、
その場でこうしたほうがよい、
ともちろん伝えますが、
毎回そうしていると、
私に答えを求めてくるようになってしまいます。
敬語などの言葉遣いは、
今はインターネットで調べれば、
すぐに答えが出ますし、
セミナー内ですでに話している場合は、
なおさらです。
少し遠回りな方法に感じる方もいるかもしれません^^
ただ、
結果的にこのやり方のほうが、
自分で考える習慣が身に付いて、
他のことでも
自分から動く、調べる、考える・・・
といったことにつながるように思います。
時間はもちろんかかりますし、
個人差があります。
場合によっては「根気」が必要です(笑)
あと、もうひとつ、
大事なことを書くことを忘れていました!
質問すると、
必ず何かしらの「こたえ」が返ってきます。
子どものように、
つい笑ってしまうような可愛い答えは
返ってこないこともあるでしょう(笑)
その答え(反応)が、
自分の期待通りのものでない場合もある!
と心にとどめておくことです。
そう思っていないと、
否定的な反応を自分自身がしてしまう場合があります。
否定的な反応をされたら、
相手は不快な感情を持ちますし、
何よりも自由に考えて発言したことを
否定することになります。
そして、
自分で考えることより、
私が求める答えを考える癖が
ついてしまうんです(>_<)
本来の目的は、
自由に自分で考えて
発言することを習慣化すること、
です。
まずはその答えを
「肯定的に受け取る」こと。
これも大事なポイントですね。
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