極端な思い込みで、人間関係を複雑にしていませんか?

昨日は、1年程前からお世話になっている

動物病院での院内セミナー。

 

テーマは、アドラー心理学の「認知論」でした。

 

 

人は、自分自身の過去の経験や、

善悪の基準などによって、

物事に「意味づけ」をしています。

 

 

意味づけを他の言葉でいいかえれば、

客観的な物事への「認知」、

「捉え方」のことですね。

 

 

 

この自分だけの意味づけの物差しを、「私的論理」、

極端な思い込みを、「ベーシック・ミステイクス」

とアドラー心理学では呼びます。

 

 

例えば・・・

 

動物病院の待合室などで、

犬にリードをつけずにいる飼い主さんに対して、

 

「いつかケガをさせるに違いない」

“決めつけ”をしたり、

 

「ルールを守れない人は、飼い主として失格だ」

“極端な価値観”で

人をジャッジしたりするような考えが、その一例です。

 

 

 

これはあくまでも例えですが、

誰にでも自分の考え方の癖や

思い込みってあると思います。

 

 

その自分の思い込みの存在や、

自分視点で物事を見ている事実に気づくこと、

これって人間関係を良好に築く上では、とても大切なことです。

 

 

 

昨日はそのようなお話をさせていただき、

スタッフ間で異なる考え方を共有しました。

 

以下は、ご感想の一部です。

 

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Aさん】

他人の話、意見に対して、

自分の主観的な判断でしか聞いていなかったことを認識した。

良い意味でも悪い意味でも、

相手に合わせるのではなく、聞く、そして話して

理解していくことが大事だと思う”

 

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Bさん】

ひとつの物事について話しただけでも、

色々な自分が考えもしなかった意見が出てきた。

 

何人も患者さんがいるから、

様々な意見や要望があるのだろうな、と思った。

 

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Bさんは、

待合室での待ち時間を快適に過ごすために、

いろいろ考えたいと話してくれました。

 

 

 

スタッフのメンバーが変わると、意見や発想がいろいろで、

 「へぇ~、そう思うんだぁ」と、私も毎回発見があって面白いです^^

 

 

「~するべき」や「~しなければならない」

といった強い思い込みって、

ときに自分をも縛ることがあります。

 

 

 

これに気づき、少し手放すことができると、

人に対してだけでなく、

自分にも優しく労わることができる・・・

 

 

自分らしくある一方で、

極端ではない建設的な認知をもつ、

そんな人間でありたいですね。

 

動物病院のスタッフマネジメント相談

動物病院の院長先生とのスタッフマネジメントのご相談、

そのようなお仕事もいただくことがあります。

 

 

長くいるスタッフさんともっと良い関係を築き、

後輩が育つ環境にするためにはどうしたらよいか、一緒に考えていきます。

 

 

長く働いているスタッフには、

彼女、彼らの目線で、病院に対する意見を持っていることが多いです。

 

 

まずはそこに耳を傾けることからかもしれません。

 

ただ聞くだけではダメなんです。聴き方にもコツがあります(^o^)

 

スタッフから前向きな意見を引き出し、働きやすい職場をつくっていくこと。

 

 

そこには、意識改革と柔軟性が必要。

 

スタッフマネジメントは人間相手なので、大変に感じることもありますが、

やりがいもありますよね。

 

 

自分の決めつけや思い込みを手放し、

急がず、焦らず、相手を信じて、

進めていけるように心がけたいと思っています。

 

 

ペットのターミナル期、動物病院で出来ること

ペットのターミナル期、動物病院で出来ること

定期的にうかがっている動物病院で、

「ペットのターミナル期のコミュニケーション」

について考える、院内セミナーを行ってきました。

 

 

こちらの病院では、

獣医師だけでなく、

動物看護師さんやトリマーさんも

一緒に受けてくださるので、

みんなで参加できるものを考えました。

 

 

ターミナルケアが必要となり在宅看護をしている

あるご家族のドキュメンタリーを基に、

それぞれ自分だったらどのような最期を迎えたいか、

 

もし看送る立場だったらどうしてもらいたいかなどを、

考えてもらう時間にしました。

 

 

ペットも家族の一員。

 

 

そういった認識が広がる中で、

ペットに対する医療の選択肢も増え、

ターミナル期にどのようなケアを行うか、

ご家族にとっては「選択の連続」です。

 

 

 

その選択を、動物病院で関わるスタッフとして、

どのようにサポートしていけるか、

 

獣医療的な情報提供だけでなく、精神的なサポートが行うことも、

動物病院としての役割だと思います。

 

 

院内で色々な考えを共有する時間は、

とても大切なことですね。

 

 

 

病院の中で個々にスタッフの役割は違いますが、

それぞれの立場で何ができるか、

どのように対応することが望ましいか、

研修の機会を通して、あらためて考えてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

職場のリーダー候補生を、みつける目安

5月に入り、世の中GW中ですが、いかがお過ごしでしょうか?

本日は少し曇り空ですが、比較的お天気が落ち着いていて、

お出かけ日和ですね。

 

 

私はこれからコーチングセッションなので、

それが終わったら、どこかに出かけようかと思案中です。

 

 

さて、

どの職場でもリーダーシップをもった人材は

必要とされていると思います。

 

しかし、

その人材を見出し、うまく育てられているかというと、

どこも苦労しているように思います。

 

 

 

どういった人が向いているか、

おそらく組織によって

理想のリーダー像は異なるため、

正解はないと思うのですが・・・

 

 

私が目安にしていることの1つに、

「職場の不満を抱えている人」が挙げられます。

 

 

「えっ!どうして?」と思われる方、いらっしゃるかもしれません。

当然だと思います。

 

 

 

たいていの職場では、

「不平不満」を口にする人や

一見「文句」を言っているような人は

嫌がられますよね。

 

 

ただ、よく考えてみると、

不満というものは、現状に何かしら問題意識を持っていて

さらに理想があるからこそ出てくるものです。

 

「もっとこうしたらいいのに、なぜしないのだろう?」

「こうしたらさらに効率的になるのに」

「これを取り入れたら、飼い主さんが喜ぶのに」

「ここを変えたら、スタッフがもっと働きやすくなるのに」

 

 

人の「不満」を聞いていると、

そういった「より良くしたい」

といった強い想いを感じます。

 

 

周りからは

「不満」や「批判」に聞こえることも、

本人は「意見」と捉えていることも

少なくありません。

 

 

想いはあるけれど、現状は何も変えることができない・・・

だから、

どんどん「不満」が増えてくる。

 

 

これでは、職場に良い循環は生まれません。

 

 

 

不満がある人は、

ず「理想」と「現実」の間に

ギャップを感じています。

 

 

以前にも書きましたが、

コーチングは、そのギャップにフォーカスし、

さらに現状を良くするために、どうすればよいかを具体的に考えていく

コミュニケーションプロセスです。

 

コーチングによって、

ただ不満だけを言っているのではなく、

「不満」を建設的な「問題提起」に変えていくことが可能です。

 

 

「不満」を抱いている人は、

じつは組織を良くするためのアイディアをたくさん持っていて、

実行できる可能性を秘めた人材なのですから。

 

 

そういった人材が、

感情的にならずに、

より建設的に話し合えるような

コミュニケーション能力を持ち合わせれば、

素晴らしいリーダーになれると思います。

 

 

 

たいてい不満を抱えている人は、

その人自身も自分の可能性に気づけず、

最終的には

「この職場では無理だ。自分は働けない」

と去っていきます。

 

もったいないですね。。。

 

リーダー候補生こそ、じつはコーチングが必要です。

 

セルフコーチングとしても有用ですし、

リーダーとなっていくために、コーチングスキルは

周囲とのコミュニケーションにも役立ちます。

 

 

もし今、あなたの周りに「不満」を言っている人がいたら、

ちょっと見方を変えてコーチング的なアプローチで関わってみましょう。

 

 

その人が考える「理想の世界」は

どのようなものなのかを具体的に聞き、

その実現のためにはどうしたらいいか、

一緒に考えてみてください。

 

 

同時に、相手の世界に「共感すること」も

忘れていはいけません。

 

共感は「同意」ではありません。

必ずしもあなたの考えや理想と一致していなくてもいいのです。

 

 

 

「こうしたい」といった相手の想いや感情に共感した上で、

「より良くするため」という目的を確認し合い、そ

の理想が実現できていない原因は何か、意見を出し合っていくのです。

 

 

 

リーダー素質のある人材を見つけ、

ぜひそういった貴重な存在を育ててもらえたらと思います。

既に、従業員の中に、そういった人材が埋もれているかもしれませんね。

 

本日は、

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職場のリーダー候補生をみつける目安

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についてお届けしました!

 

動物医療満足度に影響するものは?

動物医療満足度に影響するものは?

信頼&安心の動物病院創りを応援する宮下ひろこです。

 

さて、人の医療機関での患者満足度、どのような項目が影響していると思われますか?

 

* 病気の治癒率でしょうか?

* スタッフの接遇でしょうか?

* 建物の快適性でしょうか?

* 待ち時間でしょうか?

* 診療費の適正さでしょうか?

 

いろいろ考えられる要素はあると思いますが、
人の医療機関におけるある調査結果によると、
患者満足度に最も影響を与えていることは・・・

 

『医師とのコミュニケーションの良し悪し』

だそうです。

 

 

さらに、診療科別にみると面白い違いがあります。

 

医師に対する影響因子として、

 

内科では「医師の聴く態度」、

小児科では「相談や質問のしやすさ」

という違いがあります。

 

 

子どもに対する治療を受ける場合、
自分自身の治療ではないので、
保護者は不安や心配が多いものです。

 

 

今回参考にしている書籍「実践 患者満足度アップ」によると、

 

「小児の保護者に対して、
いかに質問や相談がしやすい雰囲気を作り、
不安をとってあげられるかが
、小児科におけるポイントである」

とあります。

 

また、

「十分な説明がなされて、
説明に対する理解度や納得度が高まったとしても、
対象者の心配や不安に焦点を当てた説明がなされないと、
安心度は高まらない

 

とも説明されています。

 

実践!患者満足度アップ/日本評論社

 

 

ペット医療は、小児科によく例えられます。

 

言葉を話せない動物を連れて、代弁者になるのは飼い主さん。

 

わが子のように、
「ペットは家族の一員」として来院されます。

 

 

人の小児科と同様、
どこが痛いのか、
どんな痛みなのか、
どれくらい苦しいのか、

など、

 

ペットは自分で訴えてくれませんので、
そばで様子をみている飼い主さんの心配や不安は山のようにあります。

 

飼い主さんの満足度を向上させるために大事なこと。

 

それは、
診察時にどのような不安や心配があるかお訊きし、
その点に対して十分に答えること。

 

 

当たり前のようですが、
これは必須条件だということですね(^^)

 

診察の際は、
「何かご心配な点はありますか?」
「不安な点があれば、いつでもご質問ください」
など、

 

 

飼い主さんが抱える不安や心配を引き出せるような、
コミュニケーションを心がけると、
患者満足度の向上につなげられるのではないでしょうか?

 

 

これからGWスタート、ますます動物病院は忙しくなりますね。
たくさんの飼い主さんに、スタッフの優しさが届きますように!