あなたの「不機嫌」、職場へのメッセージになっていませんか?

最近、「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」 という言葉を耳にする機会が増えました。
動物病院でも残念ながら、相談されるケースがあります。
挨拶を交わしていた人が、今朝は返事もなく目を合わせない。
朝礼では下を向いたまま。
確認のために話しかけると
「前にも言ったよね」
「自分で考えて」
そんな短い返事だけ。
周りを寄せつけない雰囲気で無言で仕事を続ける。
ため息が増えたり、物を置く音が大きくなったり…。
本人は「そんなつもりはない」
と思っていても、
周りは敏感に空気を感じ取ります。
「何か悪いことをしたかな?」
「今日は話しかけないほうがいいかな」
「また怒られるかもしれない」
こうした不安は、本来仕事に向けるはずの集中力やエネルギーを奪ってしまいます。
動物病院はチーム医療です。
獣医師、愛玩動物看護師、受付スタッフなど、
だからこそ、
職場の「話しかけにくい空気」は、
決して小さな問題ではありません。
もちろん、人には調子が悪い日もあります。
体調がすぐれない日もあれば、家庭で心配事を抱えている日もあるでしょう。
いつも笑顔でいる必要はありません。
大切なのは、自分の感情を周囲にぶつけないこと。
そして、
ひとつ気をつけたいことがあります。
最近は、何でもハラスメントと言われる時代になりました。
その結果、
「何も言えない」
「注意もできない」
と感じている人も少なくありません。
しかし
本来ハラスメント対策とは、誰かを責めるためのものではありません。
お互いが気持ちよく働ける環境をつくるための配慮です。
必要な指導や意見を伝えることと、 不機嫌な態度で相手を萎縮させることは、まったく別のもの。
職場で大切なのは、「今日は機嫌が悪そうだから話しかけるのはやめよう」
そんな空気をつくらないこと。
安心して質問できる。
相談できる。
困ったときに助けを求められる。
そんな雰囲気こそが、
人間関係の悩みを減らし、
結果としてより良い獣医療にもつながっていくのではないでしょう か。
知識や技術の向上を目指すのはもちろんですが
同じレベルで「 自分の機嫌も仕事の一部」という意識を、 一人ひとりが持てるようになる。
その積み重ねが、
働きやすい職場づくりの土台になっていきます。
私たちは、言葉だけで働いているのではありません。
表情も、声のトーンも、
ため息も、沈黙も、
すべてが周囲へのメッセージになります。
自分発信で
気持ちのよい挨拶から
1日を始めたいものです。
あなたは日々、どんなメッセージを職場に届けていますか。
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