ペットの終末期のケアを、スタッフと共に考える

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さて、
 
先日動物病院で、
「ターミナル期にペットを抱える
飼い主さんへのサポート」について、
お話をしてきました。
 
 
 
 
ある事例を題材にし、
「安楽死」という重いテーマについて
ディスカッションをする、
という研修です。
 
 
 
 
一般の飼い主さんには
あまり聞きなれない言葉で、
ドキッとするテーマですよね。
 
 
驚かせてしまったら、
申し訳ございません。
 
 
 
 
ただ、
 
「安楽死」の問題は、
 
動物病院では外せないテーマです。
 
 
 
個々のストレスマネジメントの観点からも、
一度は時間を作り、
じっくり考える必要がある内容だと思っています。
 
 
 
 
動物の安楽死は、
 
動物のQOL(生活の質)を著しく損ない、
痛みのコントロールが難しいときや、
呼吸が苦しいといった状況の場合に、
獣医師と相談の上行う場合があります。
 
 
 
 
 
研修後の感想の中で、
 
 
ある獣医師は、今まで、
自分からはそういった話は
一切したことがなく、
どのタイミングで飼い主さんに切り出したらいいか迷う、
とのことでした。
 
 
 
状況によっては、
飼い主さんにショックを与える場合もあり、
 
伝え方によっては、
信頼関係が崩れることもあるので、
 
確かにタイミングは重要で、
伝えるときは配慮が必要です。
 
 
 
一方で、
 
 
ペットロスのカウンセリングなどでは、
「自分からはなかなか言い出せず、
先生から言ってもらいたかった」
 
といった飼い主さんの声を、
耳にすることもあります。
 
 
 
どのタイミングでお話をするか、
飼い主さんからお話くださるまで
言わないほうがよいのか・・・
 
難しい選択ですが、
ケースバイケースです。
 
 
正解はないのですが、
「獣医師からは絶対に言わない」
と決めずに、
柔軟に対応していただくように
お伝えしました。
 
 
 
また、
 
 
一緒に参加していた
動物看護師さんからは、
 
「自分のペットは心臓が悪いので、
いつか肺水腫になって苦しい状況になるかもしれない。
 
そういったとき、
あまりに苦しい様子であれば、
安楽死も考えるけれど、
自分から言い出せないかも・・・」と。
 
 
「でも、獣医さんから言ってもらえたら、
少し気持ちが楽になるかもしれない」
 
と話してくれました。
 
 
 
獣医師によっては、
「動物の命を助けることが使命」なので、
「安楽死は絶対にしない」
といった先生もいらっしゃいます。
 
 
そのお気持ち、私はとてもわかります。
 
以前、臨床現場にたずさわらせていただいていた時、
私自身やりたくなかったからです。
 
 
 
ですが、
飼い主さんのご様子を間近でみる機会の中で、
また直接お話をお聞きしながら思うのは、
 
獣医師も迷いながら、
飼い主さんも迷いながら、
 
共にペットのために考え、
十分に話し合った結果であれば、
場合によっては安楽死をする場合も
あっていいのではないか?
 
 
といった考えに、
今は落ち着いています。
 
 
 
どちらを選択するにしても、
少なからず後悔や
「もし、別の選択をしていたら」
といった想いは
残ると思います。
 
 
 
だからこそ、
 
苦しいなかでも、
大切なペットのことなので、
十分に考えて決めることは、
必要なことなのかもしれませんね。