女性獣医師アンケート~まとめ~

 
2017年の7月から女性獣医師の方々にご協力をお願いし、
インタビュー&アンケートを実施しました。
 
期間:2017年7月〜8月 
対象:女性獣医師ネットワークのメンバー
年齢:20〜50代 
計12名の方にご協力いただきました。
 
 
現在、ご結婚されている方10名、未婚の方2名。
小動物臨床に関わっている正社員、パート、独立開業の方が主で、
その他に、企業にお勤めの方もいらっしゃいます。
 
 

●「人生で大切にしていること」
上位3つ選んでいただきました。

① 仕事/キャリア「8」
② お金/経済 「3」
③ 健康 「5」
④ 家族/恋人/パートナー 「12」
⑤ 友人/知人/人間関係  「4」
⑥ 自己啓発/学び 「1」
⑦ 遊び/余暇   「3」
⑧ 物理的環境   「ゼロ」
 
 
1番はやはり「家族 / 恋人 / パートナー 」。
2番に「仕事 / キャリア」です。
3番は「健康」という結果でした。
 
 

●現在の暮らしの満足度(10点満点)

平均は「6、8」でした。
 
10〜3といった幅があり、
低い方は不満があるというよりも、
「もっとこうしたい」といった夢や目標が明確で、
それに達していないので数値が低かったようです。
 
 
それぞれの理由の中から抜粋すると、
「収入」をあげる方が多かったです。
将来への経済的な不安があり、そのぶんマイナス。
 
また、
家庭と仕事の両立が、
バランスよくいかないことが
マイナスポイントに挙げている方も半分いました。
 
家族との十分な時間がとれない、
仕事のための学ぶ時間がとれない、
決して楽な仕事ではないので、
年齢的な健康面も心配・・・等。
 
 
それから、
現状では仕事に「やりがい」や「充実度」が感じられないから、
という方もいらっしゃいました。
 
 
 

 ●お悩みや心配事

 
 ・仕事と家庭のバランス(時間確保)

 ・家庭との両立で勉強の時間が足りない

 ・パート勤務のため、担当症例を他の先生に任せることが心苦しい

 ・親の介護が必要になったときの対応

 ・休みが少なくプライベートの時間がない

 ・女子獣医師としての将来像が全く見えない

 ・仕事上の人間関係

 ・家族・子供と過ごす時間が足りない

 ・育児へのサポートや周囲から理解が得られるか心配

 ・現場でのパートに対する男尊女卑的な発言

・将来の休職時ブランクが現場に対応できるか心配

・小動物臨床は体力的にも大変、続けていけるかどうか

 ・将来への経済的・体力的な不安
 

など

 

●個々のメッセージ

 
 
・子育てと仕事の両立が難しいために、やむなく離職している方が多いと思うので、子育てしながらも仕事をしやすい環境の整備とそれに対する雇用側の理解が必要だと思う。
 
 
・特別な資格をもっているので、何かしらの犠牲は伴うかもしれないが、やりがいもあり、「やりたいことを、やる」という想いで仕事を続けていきたい。
 
 
・女性ネットワークのメンバーの方と話すと、いろんな方法で働いていることを知ることができた。資格を絶対に生かそうとこだわって働いていたが、それにこだわる必要はないのではないか?
 
いろんなパターンがあることを知れると、働くのを諦めずに復職も可能だと思う。
自分のやりたい方向性をみつけてほしい。
 
 
・獣医師としての仕事はもちろん大切だが、育児をしながら感じたことは、仕事をはなれたコミュニティをもつ大切さ。人生が豊かになると思う。
 
スポーツや地域のコミュニティなど何でもいいが、いろんな経験をして欲しい。
 
 
・女性獣医師でも開業は可能ですが、これからの時代は厳しい状況になるかもしれない。いずれにしても、現状や自身の性格等を考えて仕事を選択することをおすすめします。
 
 
・あれができなきゃ、これをしなければ、ではなく、自分ができる範囲でやればいいと思う。“まぁ、いいかな”と思えることが必要かも。
 
 
・子育て中で時短勤務をさせてくれるような動物病院はないとあきらめず、直接連絡をしてみるなり、ネットで探してみると、意外にあるものです。
 
 
・もう少し女性が働きやすい、後ろめたさを感じずに仕事ができる環境が整って欲しいと思う。
 
 
・同じ女性だからこそ、お互いに理解し合って、高め合えるような機会が増えてくれたらと思います。
 
 
・女性のほうが働き方の自由度は大きいように思うので、やりたいと思った仕事をその方の方法で形にしていけると思う。
 
 
・焦る必要はない。何事もタイミングが大切。
 
 
・子育て中の女性獣医師を軽く扱う職場もまだありますが、志をもって探せば、理想の職場は見つかります!本当に犬猫が好きなら、あきらめないでください!
 
 
・あきらめなければ、細く、長く、続けることのできる仕事だと思います。
 
 
・臨床に関しては、子育て中の女性獣医師が働く職場としては、やりにくさみたいなものがあるかと思いますが、それでも時短オッケーというところもあります。ご自分のやりたいことをあきらめないでほしいと思います。
 
 
・女性はキャリアを積みたいときに、ライフステージの変化も訪れるもの。働き盛りといわれるときに、心身のバランスも崩しやすいもの。
 
自分一人が良ければそれで良いではなく、パートナーや家族にもそれぞれ人生があり、それを受け入れつつ、なりたい自分を常に探している状況は、皆一緒かと思います。
 
一職業としては大変ではありますが、獣医師はとてもやりがいのある、誇りのもてる仕事です。
ともに頑張ることが、将来の日本の獣医学の向上にもつながり、人生を豊かにしてくれることと信じています。
 
 
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ご多忙の中、ご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。
直接お話ができた先生方とは、じつに様々なお話ができました。
 
女性獣医師ネットワークのご協力もあり、
先生方の現状や本音、キャリアへの課題も見えてきました。
 
今後もいろんな方との交流を通して、
できることを探していきたいと思います。
 
 
 
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